ブレーカの仕組み

Mechanism of Breaker

ここでは、ブレーカの作動原理を紹介します。
世界で唯一の『上部常時高圧』の作動原理です。対象機種TOP210以上

図1
始めに、チゼルを押し付けてピストンを打撃点まで上昇させておきます。

1. ピストン上昇

図1はピストンがチゼルを打撃した時点を示すものです。

ピストン反転室は高圧回路に連通して、ピストン上部受圧面と下部受圧面の面積差によってピストンは上昇します。

また、上昇によってガスクッション室の封入ガスが圧縮されます。
図2

2. バルブ上昇

図2はピストンの上昇過程を示すものです。

ピストンが上昇すると、パイロット室が低圧室と連通して低圧となるため、バルブの上部より下部の受圧面にかかる力が大きくなり、バルブが上昇します。
図3

3. ピストン下降(打撃)

図3はピストンが上がりきった状態を示すものです。

ピストン側の反転室はバルブを介し低圧室からタンクへ連通して、ピストンの下部受圧面にかかる力よりも上部受圧面にかかる力の方が大きくなり、ピストンは下降します。

この時、圧縮されたガスの圧力も加わってピストンの下降速度が増してチゼルを打撃します。
図4

4. バルブ下降

図4はピストンの下降過程を示すものです。

ピストンが下降するとパイロット室は高圧回路に連通し、バルブの上部受圧面と下部受圧面の面積差によってバルブは下降します。

バルブ下降終了時には図1の状態となり、連続した打撃が行われます。
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